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自分の性に悩んだ私の居場所だった河川敷で流れた野焼きの匂い

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山の際から西陽が強く刺している。藍色とマゼンタを適当に塗りたくったような夕焼けの空に、薄く棚引く煙が吸い込まれていく。褪せた灰色の上着を纏う老人と、その老人の歩幅に合わせるように四足の足をゆっくりと動かす雑種の犬。稲刈り後の畑を落穂目当てで歩いている烏。
野焼きの匂いを嗅ぐと思い出す光景だ。昔はよく野焼きを見に河川敷まで散歩したのだけど、最近はとんと見かけなくなった。どうやら一部例外を除いては犯罪
Source: グノシー恋愛

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