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なぜタキシード仮面はセーラームーンより「弱く」描かれたのか

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1. 匿名@ガールズちゃんねる
「タキシード仮面、弱っ!」
タキシード仮面は、セーラームーンよりも明確に「弱く」描かれている。おそらく作者が意図的に、従来の男子戦隊モノにおける「姫」のポジションをタキシード仮面に受け渡そうとしたのだろう。戦闘ヒーローの物語を、くるりと男女逆転させてみせたのが『セーラームーン』だった。
同時に、『セーラームーン』から始まった平成の少女漫画には大きな転換点が訪れる。ヒーローが、「強い男」でなく「弱い少年」になってゆくのである。
平成6年に『こどものおもちゃ』、平成7年に『彼氏彼女の事情』、平成10年に『フルーツバスケット』、平成14年に『僕等がいた』の連載が始まる。これらの作品の共通点を挙げるとすれば、「ヒロインが、恋をした少年の『心の闇』に関わってゆく」ことだ。
1990年代、つまり平成という時代の幕開けから始まる、アダルトチルドレンという言葉や精神分析等の思想の流行を鑑みても、「表面的な社会的ステータスなどの幸福だけでなく、内面に目を向けて幸福になりたい」という思想が広まっていた。その時、少女漫画ははじめて「男の子にも女の子の内面を見てほしい」「内面を深く理解しあった上で恋愛関係になりたい」「だけどなかなかそれは達成されないから、だったら自分が男の子の内面を見て彼の内面からすくうことのできるヒロインになりたい」という欲望を発見したのではない

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